新潟 漁師への道

新潟県漁業協同組合連合 漁業者募集サイト

漁師になるには

よくある質問

漁師ってどんな仕事?

A

魚を獲ることが漁師の仕事ですが、魚の獲り方(漁業種類)や狙う魚(魚種)、地域(漁場)によって、仕事の内容が異なります。
また、ただ獲るだけでなく、水揚げした魚の選別はもちろん、いかにして鮮度を保つかの工夫、作業の他に掃除や漁具の手入れなど網の補修等の陸での仕事もありますし、近年は、加工や鮮魚の直接販売などに取り組んでいる漁師もいます。

労働時間や休日は?

A

地域や漁業種類、狙う魚、時期によって労働時間は異なりますが、夜明け前から出航準備にとりかかり、日の出と共に漁を始めたり、昼過ぎに出航して、夜通し漁を行って朝帰ってきたりといった変則的な労働時間が多いです。また、漁が終わった後は、港に帰り魚の仕分けや市場への出荷作業もあります。
休日は新潟県では、気候が安定する時期(3~9月)には市場の休みに合わせて、1週間に2日定期的に休むことが多く、海が荒れやすい時期(10~2月)は不定休という事が多いです。当然ですが海が荒れれば出漁できません。海が荒れているときに陸でする仕事(網の補修など)を行うことが多いです。

収入はどのくらい?

A

給料は、「固定給+歩合」というところが多く、魚の獲れ具合によって毎月給料が変わることもあります。また、独立した漁師であれば、水揚げから経費(餌代や道具代、燃油代、維持費など)を差し引いた分が自分の給料になります。
漁業種類と努力によって大きく収入は変わってきますので一概にはいえませんが、新潟県の漁労所得の平均(全ての漁業者の平均値)は200万円程度という統計がありますが、この値は、年金をもらいながら漁業をしているという人の所得も含まれています。漁業を専業として生計を立てている人の中には1,000万円以上の収入がある方もいます。
なお、独立するときには、自分の船や漁具の購入が必要であったり、技術を修得するのにある程度の期間が必要なため、漁業を始める際には、(生活のためには)ある程度の貯蓄が必要です。

経験がなくても漁師になれますか?

A

船酔いなど他の仕事にない特殊な事情はありますが、素人の方でも真剣にやる気がある方であればチャンスがあります。
また、危険が伴う仕事であるため、家族の同意を得ていることが不可欠です。体験乗船や条件に合致する方には、長期研修事業もありますので、まずはお電話・メールにてお問い合わせください。

必要な資格はありますか?

A

独立する場合は、小型船舶1級、海上特殊無線2級、危険物取扱丙種等の資格が必要ですが、乗組員として従事する場合は、特に必要ありません。しかし、出漁準備の作業や地域によっては、住んでいるところに店が少ないため、生活必需品の買い出しのため、クルマの運転免許証はあった方がよいようです。

どうすれば漁師になれますか?

A

当センターで開催している漁業就業希望者と漁業経営体との集団面談会に参加し、受け入れ側と話がつけば漁師になれます。この面談会は求人状況に合わせては年に2~3回、各地区で開かれます。開催については、当ホームページ又は県庁ホームページ、新潟県内のハローワークでお知らせします。
また、全国漁業就業者確保育成センターが主催する「漁業就業支援フェア」が、3~5回東京、大阪、福岡などで開かれ、乗組員や地域の新しい漁師がほしい漁業関係者が全国から集まるので、是非、お近くのフェアに参加してみてはいかがでしょうか。

研修制度で漁師になった人は何人いますか?

A

平成13年度からの研修事業で102名の方が研修を受けて、うち、65名(平成24年4月現在)が漁師として働いています。

他の県から新潟に来て漁師になった人はいますか?

A

います。
研修事業を受けた方の中では、16%が県外出身者の方でした。ちなみに、関東出身の方が4割、次いで中部出身の方が3割となっています。