JF新潟漁連は、組合員の漁業経営と生活を守り、青く美しい海と豊かな海の幸を次の世代まで受け継ぐため、様々な活動を行っています。

JF新潟漁連 新潟県漁業共同組合連合会
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新潟県 加治川
サクラマスの森づくり
森のはたらきと森づくり
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森づくり
大切な資源を後世に引き継ぐために、私たちに何ができるでしょうか? 資源を守るためには、「豊かな川」、「豊かな海」、そしてそれを生み出す「豊かな森」が必要です。森は魚貝が生まれ育つ水を作り出し、海に栄養分を供給したくさんの餌を作り出します。
私たちは先人の築きあげてきたこの川や海を未来の子供たちに引き継ぐため「サクラマスの森」をつくっています。いつまでも、豊かな川や海であることを祈って。
春を告げる魚、サクラマス
サクラマスは春に海から川へ上り、秋になってやっと川の上流域で産卵します。産卵時期になると、オスの体には桜色の模様が現われます。卵で冬を越したサクラマスは翌春にふ化し、海へ降りるまでの2年近くを川で過ごします。
再び春になると、ほとんどのメスと一部のオスは、体が銀色になって、海へ1年間の長い旅に出ることになります。河川に残るのはオスが多く、メスはほんの一部といわれ、川に残って生活を続ける魚をヤマメと言います。
「春」に川に上り、海へ降りるサクラマス。
いつの日か、行き交うたくさんのサクラマスが加治川堤の満開の桜並木と一緒に、春の訪れを知らせてくれることでしょう。
湧水に棲む魚 イバラトミヨ
新潟県の絶滅危惧種1種に指定され、涌き水が流れ込む、ゆるやかな流れの川に棲みます。背中にトゲを持ち、繁殖期には水草で「巣」をつくる珍しい魚です。新発田市でも生息していることが2002年に確認されました。
1年という限られた命の中、小さな体でさかんに水草を口で運び、巣作りに励む姿を、いつまでも見守りたいものです。
下越地域の海でとれる魚
サクラマス アジ
●サクラマス
サケ科桜が咲く頃に姿を見せることや、身の色が桜色であることから、こう呼ばれるようになったと言われています。日本近海で漁獲されるサケ・マス類の中では、最も美味しいとされ、塩焼き、バター焼き、鍋物、フライなど様々な料理法でいただくことができます。
●アジ
アジ科体に沿う、トゲのあるうろこ「ゼイゴ」が特徴。ひらき、刺身、フライ、なんでも美味しくいただけます。
ヒラメ シロギス ガザミ
●ヒラメ
ヒラメ科目は左側。食べ方は刺身、ムニエルなど。特に寿司ネタの「えんがわ」は美味しいところです。
●シロギス
キス科海釣りの対象として有名。夏が旬で、刺身、天ぷら、フライ、塩焼きなど食べ方は様々です。
●ガザミ
ワタリガニ科ワタリガニともいいます。一番後ろのオールのような脚が特徴。みそ汁などにすると、とてもよいダシがでます。
マガレイ イナダ
●マガレイ
カレイ科目は右側。「くちぼそ」の名前で知られています。秋から冬にかけてが美味しいとされており、10月頃から旬を迎えます。
●イナダ
アジ科代表的な出世魚。地方によって呼び方は異なりますが、出世していくにつれ、ワカシ(アオコ・シオノコ)→イナダ→ワラサ→ブリと呼び方が変わります。
サクラマスの森づくり 植樹ボランティア参加者募集!
詳しくはお問い
合せ下さい。
新発田市農林課 TEL.0254-22-3101
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河川の増水をふせぎ、川を穏やかにします。また、土中に蓄えられた地下水は湧水となり、魚の産卵場になります。
腐植土などによるろ過効果で濁りの流出を防ぎます。また各種イオンや塩類の量を調節し、魚類などへの影響を緩和します。
森の日光遮断効果や蒸散により、河川の水温が安定します。
川面に張り出す河畔林からの落下昆虫は直接魚類の餌になるばかりか、稚魚の主餌となる水生昆虫の成虫の生息の場になります。
森の腐植土層を通過した水には、海の海藻や植物プランクトンが増殖するために必要な養分が豊富に含まれ、「豊かな海」の源になります。
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