1985年生まれ/糸魚川市出身
●漁業種類:刺網漁業
●漁船名:大禮丸(だいれいまる)
●上越漁業協同組合 糸魚川支所所属
中学を卒業してすぐ漁師になりました。もう漁師をして24年になります。(2025年時点)
母方の祖父が漁師だったので小さい頃から手伝いをしていて、それが楽しかったんです。あとは釣りや海、魚が好きだったのもあります。
祖父も漁師で、漁師に関しては身近な家柄でしたので自然でしたね。
祖父の代からここだったので、これも自然とです。
たくさん漁獲があったときですね。
10代の頃のことなのであまり覚えていないですが、船酔いはすごかったです。慣れるまで4?5年かかりました。今でも暗くて周囲が見えないときは酔いやすいです。
水ものなので、とれないときは落ち込みます。能登地震のときは網も流されてしまい、魚もカニもいなくなりました。あのときはつらかったですね。


夏は時化がないので週5くらいは漁に出ます。休日は水曜と日曜日です。
休日前は生活リズムを変えたくないので同じ時間に寝ます。家に子供と奥さんが待っているのでやはり顔を合わせたい気持ちが強いですね。
休みの日も網仕事や修理をしています。連休があった場合は夏場はほぼ家にいますね。冬は時化が続くと休みになるので温泉に行ったりします。同じ年代の漁師さんが多く休みも同じになるので、一緒に温泉へ行ったり飲みに行くこともあります。
冬は11月6日からズワイガニが解禁されると1月いっぱいまでとっています。3月頭まではセイカイ(ウスメバル)、そのあとはアラをしばらくとります。メインはカニとセイカイと赤ムツ(のどぐろ)ですね。
やってみないと分からないことが多いですが…網を直したり、魚をとることだけが仕事ではないということを意識した方が良いかもしれません。
温暖化で海水温が変わったことで、魚のいる水深などが10年前とは全く変わりました。今とっているアラも前はいなかったんです。それがメインでとれるようになりました。
逆に刀(太刀魚)、車海老などは姿を消しました。
漁法も変わっていくのでその都度その都度、魚を追いかけていかないとダメです。
自分なりに考えて色々工夫していかないといけない時代です。海は日々変わりますし、自分も毎日海へ出ていないと不安になります。疲れて家に帰ってお酒を飲んでいるときも考えてしまいます。やっぱり漁師という仕事が好きなんですよね。
つらいことも多いけど、好きなので考えてしまう。だから結果として、たくさんとれるとすごく嬉しいです。
やっぱり海や魚が好きなことが大事だと思います。
目合い(網目の大きさ)をミリ単位で変えるだけでとれる魚が変わります。なので、色んな網を使いデータを取り現在進行形で自分なりに研究しています。
漁場が近いところですね。水深が一気に深くなるところがあって、そこは5分で着きます。ですから、競りに出る海産物も鮮度が良いんですよね。

